九州デンタルショー2015レポ BY 院長

みなさんこんにちは。九州北部は梅雨入りしましたね。先日はすごい雨でした。雨は嫌いではないですが、水害が怖いです。

梅雨入り直前の日曜日は絶好の行楽日和でしたが、僕は九州デンタルショーというのに行ってきました。

色々な歯科関連の企業が集まって開かれる、機材、材料、システムなんかの見本市です。

いろんなとこが主催する講演なんかもあったりします。

歯科の材料はどんどん新しくなっていくので、情報だけでも仕入れておかないと、だんだん周りに取り残されてしまいます。

今年もいくつかの発見がありました。

新機材も導入予定だったりします。

またその時はご報告しますね。

ただ、、、、ブログ用に写真を撮ろうと思っていたのですが、、、

熱中してしまって、とりそこねました。


歯科検診

歯科検診
連載お休みのお詫び
本来なら今回は、連載「振り返り歯科開業」の続きを掲載する予定でした。…しかし、執筆者のパソコンの入院が予想以上の長期に渡ったため、書き終わらず、お休みさせていただくことになりました。もしかして楽しみにして下さっている方がいらっしゃいましたら、スミマセン!来週にはUPできるよう、準備しておきます!今回は、なんと院長が急きょ書いてくれました(ありがとう)ので、その記事をお楽しみください。(井川ゆきこ)

みなさんこんにちは、五月も終わりますねぇ。院長です。

先日、総合病院の託児所に歯科検診にいってきました。

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なかなか診療中に外出する機会はないので、新鮮な気持ちになりますね。

三歳児くらいの検診はスピード勝負なところがあって、なかなか手際が大切なのですが、、、、一人が泣き出すと連鎖的にみんな泣き出したりして、、、、

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初めての場所で緊張しつつ、なんとか無事に終わりました!

たまにはこういうのもいいですね。

さて、この週末は九州デンタルショー。歯科の見本市です。

福岡まで行っていろいろ情報を仕入れてきます!


井川歯科 模型の秘密

井川歯科 模型の秘密

みなさんこんにちは、最近プロレスの動画ばっかりみてる院長です。ちなみに、にほんのではなくアメリカンプロレスなんですけど、そんなことはどうでもよくて。

今日はちょっと診療に関わる秘密について書いてみようかと。

下書きしてたら意外と長くなったので、何回かに分けます。多分。

テーマは模型。

  

こういうやつ。

口の中を型取りして、石膏を流して作ります。粘土みたいのを口の中に入れるので、苦手な人もいるでしょう。

井川歯科では、わりとこの模型にこだわってます。

型取りのための材料も、石膏も、粉と水を混ぜて使うのですが、それぞれ規定の分量ってのがあります。

  

この通りにやればいいだけなんですが、これがなかなか難しいんです。

目分量でやる人もいるんですが、そんな職人技はもってないので、井川歯科では道具に頼ります。

といっても、付属の計量カップではありません。

付属の計量カップで測っても、意外と大きくバラツキがあります。

そこで、、、

  

電子はかりを使って粉と水を測ります。

ちなみにタニタ製の料理用です。

そして、混ぜるのも大切です。

空気の入らないように、均一に。

これもなかなか難しく、熟練の技が必要なんですが、、、、

  

こういうのや、

  

こういうのを使って空気の入らないように混ぜます。

これで、何時でも、誰がやっても、おんなじように精度の高い模型を作ることができるのです。

井川歯科ではこの辺を結構徹底してやってるのですが、その結果。。。

被せ物や義歯の調整にかかる時間が格段に短くなりました!!

下準備が多少面倒ですが、患者さんも僕もストレスなすくなくてハッピーです。

というわけで、井川歯科の模型の秘密その1でした。

次はもうちょっとディープに模型の秘密を。

あ、いや、そんなの読みたい人もいないかもしれませんが。


マウスピース

マウスピース

歯医者ではいろんなことをします。

削るとか抜くとか、いわゆる治療ってイメージのものだけじゃないんです。

クリーニングやホワイトニングとかもありますし、他にも沢山あります。

今日はそんな中からマウスピースの話を過すこし。

一口にマウスピースといっても、歯ぎしり用のマウスピース、イビキ対策のもの、睡眠時無呼吸症候群対策のものなんてのもあります。

さて、僕もマウスピースを使ってました。スポーツ用のマウスピースです。

ラグビーをやっていたので、衝撃から身体を守るためです。

市販のマウスピースもあるのですが、お湯で温めて歯型をつけるタイプで、フィット感がいまひとつという欠点があります。自分で作れるのがメリットではありますが。

それに比べると歯科でつくるマウスピースは、型取りをする必要がありますが、完全オーダーメイド。フィット感が違います。

フィットするから違和感も少なく、呼吸や発音もしやすくなります。

そんなマウスピースですが、実は色が選べます。

スポーツ選手なんかは結構派手なの使ってますよね。

井川歯科でもカラーリングまで選んでもらってマウスピースを作ることができます。

最近はウェイトトレーニングのためのマウスピースを作りました。柄は迷彩マーブル。

インパクト大です。

スポーツ用のマウスピースにご興味のある方はどうぞお問い合わせください。


入れ歯

入れ歯

二月から五月までの4ヶ月間、入れ歯の勉強会に参加してきました。

勉強会に参加することは良くあるのですが、今回の勉強会はちょっといつもと違いまして。。。

技工士さんを対象とした勉強会でした。

内容は入れ歯について。

 

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入れ歯を作るステップを一つ一つ学びながら、4ヶ月間で入れ歯を完成させます。

井川歯科では入れ歯に力を入れているのですが、より良い入れ歯を作るために技工士さんとより高いレベルでのコミュニケーションが必要になってきます。

と、いうわけで、技工士さんが何を考えて入れ歯を作っているのかを知るために武者修行に。

日程は無事に終了しましたが、まぁハードでした。ついていくのが精一杯。毎回帰宅後はぐったりします。

僕以外にもう一人歯科医師の方が参加していましたが、その方と技工士さんの凄さ、有り難さについて感動しきり。技工士さんの偉大さを再確認しました。

多くの技工士さんは患者さんに会うこともなく、また口の中を見ることもないんですが、模型だけを見て、信じられないほどの情報を読み取るんです。

僕も少しでも技工士さんをサポートするために、写真など、もっと多くの情報を提供していかないと。

辛い4ヶ月ではありましたが、多くの学びと出会いがあり、楽しい4ヶ月でもありました。

なによりも、入れ歯に真剣に向き合う技工士さん達と出会えたことが何よりの財産です。

さぁ、また入れ歯を見つめ直そう。

 

 


開業二年目の抱負 院長 井川範道

開業二年目の抱負 院長 井川範道

いつもホームページをご覧頂きありがとうございます。

井川歯科 院長 井川範道です。

 

2015年5月1日、井川歯科は開院一周年を迎える事ができました。

これも来院してくださった患者さんのおかげであり、また支えてくれたスタッフ、家族のおかげだと感じています。

と、いうわけで、今日は少し、開業前の事を振り返ってみたいと思います。

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大学卒業後、すぐに臨床の場に出たかった僕は、大学に残る事無く久留米の歯科医院に勤務し、9年間診療してきました。

勤務医として働く中で、患者さんに対して、自分や家族にしてあげたい医療を提供したい、という思いが大きくなり開業を決意しました、(歯科医の大半は開業するもの。という観念も大きい要因ではありましたが

というわけで、開業する事を決心し、提供したい医療も決まった。となればあとはどこで提供するか。という事になるのですが。。。。

僕は福岡出身です。地元での開業も考えました。しかし、福岡は歯科激戦区。そういった所で開院するのではなく、求められるところで開院しようと、地元を離れる決心をし、理想のクリニック創りができる場所を探しました。

 

少しだけ話がそれますが、井川歯科の経営理念(というと大げさですが)は『QOL三方よし』です。

QOLとは Quality of Life = 生活の質

三方よしとは 買い手よし、売り手よし、世間よし。 という近江商人の言葉です。

つまり『QOL三方よし』とは、患者さんも、スタッフも、そして地域の人々の生活の質を向上させるということ。

そして、井川歯科では歯科医療を通じて、それを実現しようという事です。

そういったクリニック作りができる場所をいろいろと探しました。

 

しかし何カ所も足を運びましたが、なかなか「良い!」と思えるところに出会うことができません。

そんな状態で半年以上が過ぎたある日、紹介されたのが現在井川歯科が建っている場所です。

福岡から車で約1時間半、「意外と近いな。」そう思いました。

そして何より、現地に建った瞬間「ここだ!」と感じました。

今思えば、その日がすごく天気がよかったので、そのせいかもしれませんが。。。

とにかく、心のもやもやが晴れるような気持ちがしたことは、今でも思い出す事ができます。

 

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こうして、伊万里と出会い、場所が決まったのです。

ここから先はとにかく急ピッチ、前の職場の退職も決まっていましたので、開業が遅れると無職になってしまいます。

毎週毎週、時には連日、建築の事、機材の事、採用の事、いろいろな打ち合わせを重ねました。

そんな打ち合わせでも、基準になるのは「QOL三方よし」

どうすれば実現できるか、迷ったときはより実現に近い方を選択。

という感じで決めたので、必要以上に時間はかかりませんでした(それでもかなりの時間をさきましたけど。。。)

打ち合わせの甲斐もあって、「よし!この計画なら無職にならず開院できる!」というプランができました。

が、計画通り。というのは何でも難しいですね。

消費増税前の駆け込み需要と重なって、建築が思うように進みませんでした。

なんとか間に合ったのですが、駐車場にアスファルトが敷かれたのは、開院前日。。。ほんとヒヤヒヤものでした。

 

と、いろいろありましたが、井川歯科は2014年5月1日、無事に開院し、2015年5月1日に1周年を迎えたわけです。

この一年間多くの患者さんに来院していただき、楽しく診療をさせていただいた事、本当に感謝しています。

まだまだ道半ばではありますが、『QOL三方よし』の実現のため、スタッフ一同努力していきますので、今度ともよろしくお願いします。

 

井川歯科 院長 井川範道


井川歯科がいればを作るときに心がけている事<久々の院長投稿

井川歯科がいればを作るときに心がけている事<久々の院長投稿
入れ歯は失われた歯を補う治療の一つであり、特に総入れ歯の治療は究極のオーダーメイド治療と言えるでしょう
そして、入れ歯は歯科医師一人の力ではできません。
技工士さんはもちろん、患者さんの協力も不可欠です。
井川歯科では、より快適な入れ歯を作るために、入れ歯を専門とする技工士さんと協力し、ともに入れ歯に関する知識と経験を深めています。
さらに、より高いレベルのオーダーメイド治療を実現するために、ただ入れ歯を作るのではなく、患者さんの口の中はもちろん、お顔、全身にいたるまで、じっくり観察しています。
そして、もう一つ。いつも心がけている事があります。
建築の世界に「作り手の理論が先行して、住み手の理論がないがしろ」
という言葉があります。
これは、作り手が正しいと思う事を重視しすぎて、実際に使う人が求める物とかけ離れてしまうことを表しています。
入れ歯の治療にも同じ事が言えるのではないでしょうか?
入れ歯はオーダーメイド治療、一つとして同じ入れ歯はないのですから、理論や知識だけでは良い物はできません。
決して、歯科医師の理論が先行して、患者さんの理論がないがしろ。にならないように心がけています。

あけましておめでとうございます

あけましておめでとうございます

あけましておめでとうございます。
昨年五月に伊万里の地に開院して、無事に初めてのお正月を迎えることができました。
これもひとえに井川歯科を支えてくださった皆様一人一人のおかげす。

早いもので開院からすでに8ヶ月。開院の日のことはまだ昨日のことのようにありありと思い出されます。
至らない部分も多々あったかと思いますが、スタッフ一同一生懸命診療させていただき、本当に感謝です。

まだまだ発展途上の井川歯科ですが、今後も地域の方に愛されるクリニックでありたいと考えています。

みなさまの素敵な口元のために、より一層精進して行きますので、今年もよろしくお願い致します。

 

院長 井川 範道

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平戸島の日の出 2014年12月撮影