消化しきれない山のようなアイデア! 実現する時間がなかなか足りません(;´∀`) それはそれで幸せなことかもしれないけれど。。
井川歯科のアドバイザー、井川ゆきこです。
今日はCSR=Corporate Social Responsibilityの話。
医療機関でCSRに取り組んでいる(ことを明示する)ところって、少ないですね。なぜなんでしょう?
振り返り歯科開業の企画でも書いたけど、医療業界も他業種に学ぶべきことがたくさんあると思います。
以前、「ビジネス」と言うと「(下品な?)お金儲け」のことと解釈して、医療へのビジネススキルの導入を否定した方がいて仰天しましたが…。ビジネスって、キチャナイお金儲けのことじゃないと思うんですよ。社会に生きる人々の、真摯な取り組みの束のことだと思うのですよ。ビジネススキルは、事業運営の知恵なのですよ。
「ビジネス」は、「事業」と訳して欲しい…(;つД`)
あと、お金儲け…というか利益を追求することの何がいけないのでしょうか。蔑んだ目で見るのは、一般業界に対して失礼なような。自院とて社会の一員であることを忘れてほしくないです。
もちろん、医療業界は営利事業ではない以上、利益追求に目がくらんで、本筋がおろそかになるようでは本末転倒ですが。
そんなわけで、一般業界では普及している考え方、CSR。
医療機関でも大いに取り組んで良いと思います。
もっとも参考になる資料としては、こちら。
>> ISO/SR国内委員会WebSite http://iso26000.jsa.or.jp/contents/
CSRは、ISO…つまり、International Organization for Standardization=国際標準化機構の規格化されているようなんですけれども。
その参考資料として、前日のURLのリンク先の中には、
企業だけではなく、すべての組織を対象
http://iso26000.jsa.or.jp/_inc/top/iso26000_tool/1.gaiyou.pdf
と明確に記載されています。
実際、医療機関でも少数ながら取り組んでいる例があります(Google「病院 CSR」検索結果)。だけど、歯科はやっぱりなかなか見当たらないですね(Google「歯科 CSR」検索結果)。WEBに載せてないからと言って、やってないことにはならないですけど、相関関係はあると思いますですよ。
そして、載せることにも意味があるというか、社会みんなでやっていこうよ、という盛り上げの一端になるわけですから、やるからには、ある程度、広く一般にお知らせした方が良いように思います。
伊万里でいえば、今週末はチャカティカさんの取り組みがありますね。本当に頭が下がります。。
そしてCSRは、単に善行を積め、…というキレイごとではないと私は考えます。
それは、ウチでも院長自ら発案した、当院の経営理念「三方よし」という言葉によって、わが国でも古来いわれていることです。
提供側、受け手が満足することはもちろん。
社会に還元していかないと、やがて地域は廃れ、市場は寂れていってしまい、けっきょく事業は成り立ちません。当たり前のことです。
特にこの先、日本は少子高齢化。
消滅してしまう自治体もあるのでは、という意見もあります。持続可能な地域を意識して事業運営していかないと、けっきょく自分も困ることになります。そう遠くない将来に。
もっと卑近な言い方してしまうと、経営のノウハウが分からなくて戸惑っているときに、こういう規格モノを取り入れると、抜け漏れがない経営に近付きます。
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院長は歯科技工士んさんであるお父さんの背中を追って、精巧な医療に取り組んでいると思いますが、私は会社を経営していた祖父、そしてそのお友達のある経営者の方の背中を追っています。CSRなんて言葉がまだ流行らないうちから、文化事業に取り組んでらっしゃいました。
縮まりそうにないぐらい長い距離なので、ずっと追っていきたいと思います。
そんなわけで、CSRのページをオープンしています。大言壮語繰り広げても、まだまだスタートアップの我々です。書けることは少ないですが、精進していきたいと思います。
では、今回はこの辺で!! 井川歯科の裏方担当・いがわゆきこがお送りしました~♪