大分・熊本地震 広がる支援の輪 佐賀もけっこうヤルとこ見せたい(募金・宿泊場所・避難生活場所)

今週は、熊本地震のことばかり考えて暮らしていました…。井川ゆきこです。

 

私は全く品行方正なほうではないのですが、「九州の、福岡以外のエリア」というくくりで見ると、熊本や大分のまちは全く伊万里にとって「よそ様」ではないからです。つまり、損得勘定で見たって、放っておけることではありません。

 

元々積み上がってたお仕事が、アヤシイにおいを発し始めていることも気になりますが (;´・ω・)  これから継続的な支援が必要だと思うので、ちょっとまとめてみます。

 

 

やっぱりお金が役立つ!! 募金活動

お金による支援は、効果が出るのに時間がかかるパターンが多いのですが、無駄が出にくく、また、本当に根本的に立ち直るには一番有効な方法だと思います。

 

伊万里の募金活動

伊万里でも有志の方が募金活動をしています。

各種の団体や事業者が動くケースも出てきました。

たとえば久保田鮮魚さんのように、一定の商品の売上の一部を寄付するパターン(Facebookページの投稿)なんかもあります。当院もささやかながら取り組みを行っています。

募金をする際には、念のためではありますが、信頼できる団体・事業者を選んでしてくださいね。信頼度の高い団体名が書かれていても、公共性の高い場所にある募金箱の場合は、本当にそこが設置したものか考えることも必要です。

 >> 災害に便乗した義援金詐欺にご注意! / 熊本県

募金の寄付先どうしよう問題

個人で寄付する場合にも、事業者が寄付する場合にも、どこを相手にするか意外と悩むものです。

考え方としては信頼性と「義援金」「支援金」どちらにするか

お金を送る相手が信用できるかはもちろんのこと、義援金(義捐金)なのか支援金なのかが悩ましい問題です。(しかも募金主体がこれらの言葉を意識的に使い分けているかどうかが疑問です)

  • 義援金 - 個々人の被災者に直接分配されるものを義援金という、という情報源が多くあります。日本赤十字社の「義援金」の言葉は、この意味で使われています。したがって、効果は高そうですが、行き渡るまでに時間がかかります。
  • 支援金(寄附金) - 送金先の団体の活動に役立てられるのが支援金とされています。日本赤十字社は「支援金」も募っていて、この場合、どの災害に、という限定はなく、日本赤十字社の日ごろの活動にも役立てられます。即効性があるとされていますが、変な使い方をしてないか、より慎重に相手を選ぶ必要があります。
情報開示がされているかが選択のポイント

どのぐらいお金が集まって、それをどう使ったか、具体的にどんな活動をしているか、など情報を開示している団体かどうかがチェックのポイントになると思います。

募金先例

飽くまで例示ですが、ご参考まで。

  • 熊本県 - どちらかというと義援金の意味で募集しているように思います。
  • 大分市 - 大分方面にも被害があるので、忘れてはいけません。
  • 熊本城 - 熊本のシンボル。観光収入源でもあるわけですから、単なるシンボル以上の意味があると思います。
  • 伊万里市(再掲) - 「伊万里市社会福祉協議会から日本赤十字社を通じて被災地に」 日本赤十字社や熊本県に送るのと同じ効果と思われます。「伊万里市民の気持ち」ということはより明確化されますね。
  • 日本赤十字社 - 義援金・支援金、両方受け付けてますが、左のリンクは義援金(被災者に直接渡る)です。既に20億円以上(4/23 6時過ぎ掲載情報)集まっています。いち早く被災地に人を派遣して医療活動をしていますので、支援金の寄付も良いかもしれません。
  • 国境なき医師団 - やはり医療活動の団体。左のリンクは支援金についてのものですが、ここもいち早く被災地に医師等を派遣しているので、活かされるお金になるのではないかと思います。Facebookページでのレポートも詳細です。
  • セーブザチルドレン - 国際NGOです。個人的にはこういった活動も欠かすべきではないと思います。緊急対応ではありませんが、子どもの成長は早く、ある意味でやり直しの利かない時間を過ごしています。迅速に「こどものひろば」を開設していて、素晴らしいです。

 

熊本県宛の義援金は、振込手数料無料化の動きです。 >> 窓口手数料を無料化=熊本地震の義援金-地銀・第二地銀:時事ドットコム

個人的にはここも重視したい(して欲しい)「住むところ」

道路や水道などのインフラの復旧には、どうしても時間がかかると思われます。生活を立て直すための仮住まいは、ぜひ用意されてほしいなと思います。

 

佐賀県の各自治体が立ち上がった!! もちろん伊万里市も!!!

条件的にはどこも同程度で、期間半年、家賃無償、最長1年まで延長といった具合です。

 

佐賀県の旅館組合が立ち上がった!! これは頼もしい!!!

大英断です。勇気が要ることだと思います。

ぜひとも、双方にとって良い利用のされ方がされますように…。

 

 

支援物資の受け入れは一旦停止が相次ぐ

支援物資の受け入れは、一旦ストップをかけている受入団体が出始めています。物資の支援をお考えの方は、送り先をよくご確認ください。

 

継続的な支援を考える段階

熊本・大分が困った状態では、佐賀県にも絶対に影響があります。

知らぬふりを決め込んで、あとで窮状に嘆くより、困った状態をこれ以上進行させないことが、被災者にとっても、私たちにとっても良いことだと思います。災害は誰のせいでもないです。防災にも限度があります。

困ったときは、お互いさまということで!!

 

では、今回はこの辺で!! 井川歯科の裏方担当・いがわゆきこがお送りしました~♪