2020年台風10号(ハイシェン)反省会 当院の手作り対策の結果をシェアします

台風10号対策、お疲れ様でした!

井川歯科の井川ゆきこです。

井川歯科開業時を思い出すぐらい、働きましたですよ。たぶん。

なんとか通過してくれた台風10号、被害に遭われた方には、心よりお見舞い申し上げます。

 

台風10号反省会

「9号のほうがすごかった」という声もあちこちで聞かれますが、台風10号、いかがでしたでしょうか。

» 2020年の台風 – Wikipedia 

色んなことを学びました
  • 飲用水、単一電池、養生テープ、ブルーシート、液体ミルク、カップ麺、ポリタンクは早々に店頭から消える。
  • 24時間営業のお店もさすがに閉まる。
  • 立体駐車場の一般開放があることも。
  • 商店・個人宅ともに、「がっちり対策するところ」と「ほとんどなにもしないところ」の差が激しい。

台風通過後のまちを見ていると、「いやいや、さすがに大丈夫では」と思う窓を、みっっっちり養生して守っている建物もあれば、なんの対策もせずに、壊れている窓・屋根・看板・壁も見られました。

管理者の「性格」によるのでしょうか。

ものによっては、管理者がいない=放置物件でありそうなものも、見られました。本格的な放置だと、行政の手が入っているようなのですが…。

やはり「新しいもの」は強い。

一見危なそうなツクリでも、築浅の建物、構造物は破損が少ないように思いました。

逆に古いものは、大丈夫そうに見えていても、実は傷んでいるということがあるのかもしれません。考えさせられます。

 

当院の手作り対策をご紹介します…!!

井川歯科ではどういう対策を打っていたか、ですが、こういうものでした。

  1. 排水の逆流防止のための簡易水嚢(ビニール袋でできる!)
  2. 窓が万一割れた時のためのテープ貼り(養生テープでできる!)
  3. エアコン室外機転倒防止のための固定具設置(詳細後記)
  4. 物置転倒防止のための重しの設置(詳細後記)

看板は、当院の場合、地中をかなり掘って土台を埋めてあるので、ひとまず今回は飛ぶことは無いだろうと判断して、原状維持でした。

ゴミ袋と養生テープが大活躍

これは台風というより、大雨、浸水の際の対策なのですが、低地では排水管からの逆流が起きることがあるそうで、その防止のために、ゴミ袋を使った簡易水嚢(すいのう)を、建物中の排水管の上に置いていました。おトイレの便器内もです。

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それと、皆さんよくご存知、窓が万一割れた場合の養生テープ貼りは、やってましたね。

エアコン室外機の固定

知恵を絞ったのは、エアコンの室外機の固定でした。

本来、エアコンの室外機の固定は、足元の固定具を、さらにその下のコンクリート等の地面にアンカーボルトを打って固定するべきなんですが…ウチハデキテナイ。

業務用エアコン室外機の固定

当院、大きいほうは業務用エアコンの室外機で、手作り品ではとても固定できそうにありません。

 

見回してみれば、これなら使えるかもという事で、今話題のアイリスオ〇ヤマさんの、ワイドストッカーを使いました。中に満タンに注水して、それをそのまま重しにしようというアイデアです。IMG_0813

これでも高さが足りない印象ですが、とりあえずのものということで…。

家庭用エアコン室外機の固定

小さいほうもあります。これは普通の家庭用と同程度の大きさ。

すぐ脇に、「突っ張るための土台」に使えそうな、ブロック塀があったので、そこに、百均で買った園芸用支柱を突っ張らせて、固定することを思い付きました。

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ご覧の通り、ちょっと頼りない感じなのですが、もし室外機が揺れはじめてしまったとき、とりあえずの支えがあれば、転倒まではいかないのでは、と。

塩ビ管を利用すると、もうちょっと強度があるものが作れそう。

物置の固定

これも本来は、足元にアンカーボルトで固定するのがベスト。さらにそもそも、物置なのである程度荷物が詰まってればよいのかもしれませんが…。

 

どっちも急には用意できない、ってことで、思い付いたのが、「とにかく水をいれておくこと」。水そのものは無理なので、これも45lゴミ袋を活用しての、簡易水嚢作戦です。

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この作業が一番キツかったです!笑

上等な(?)ビニール袋を用意してくるわけにもいかないので、ちょっとの衝撃で、注水中に袋が割れちゃうんですねぇ。。

疲れてもうろうとしてくると、口を縛るときにうまくできなくて、不完全なまま設置 → 当然水がこぼれる、となるし。これはけっこう泣けてきました。

 

ちなみに、すぐ近くのスーパーで壁が倒壊する被害があった、伊万里市内の某ホームセンターさん。屋外展示の物置は一つも飛んでないので、「さすが」と思い近寄ってみたら、やっぱり大きい物置は、アンカーボルトが打ってありました。小さい物置は、全面に土嚢代わりの園芸用肥料を山ほど積んでありました。ホームセンターさんなので、おそらくフォークリフト操作は得意分野ですね^^ うらやましい!

注水作業について…

簡易水嚢(要は水を入れたゴミ袋)への注水は、庭仕事用のホースを使って、各設置場所で行いました。

持ち上げる作業がほとんど要らない分、普通の土嚢や水嚢より、少しラクかなと思いました。

万一被災したときは、中身の水は、飲み水にするのは難しいかもしれませんが、お掃除用に使うことはできると思ったので、貯水方法も兼ねられるな、と思い。

 

いかがでしたでしょうか

結果は一応、被害ナシ、でした。

対策が功を奏したのか、そもそもそこまでする必要が無かったのかは分かりませんが、学びの多い作業でした。

 

うちは歯医者なので、防災ネタばっかりもどうかなあ、と思うのですが、そこは地域のため。

自分の所だけ守れても仕方ないです。

低コスト、少人数で、他の方にも参考になることがないかなあ、ということで、書いてみました。

 

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